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インフルエンザとオーラルケア

愛知県 一宮市 長坂歯科矯正歯科 歯科衛生士 鈴木です

今年は、インフルエンザが全国的に猛威を振るい、中でも愛知県はワースト1位お隣の岐阜県も3位とのことで、当院を受診される患者さまの中でも、インフルエンザにより予約の変更をお受けする件数が軒並み増えています。

当院のスタッフは、院長の方針で予防接種を受けておりますが、予防接種を受けていても、防げないのがインフルエンザの恐ろしいところです。
インフルエンザは小さなお子様、高齢者など免疫や抵抗力が低い方にとって生命に関わる重篤な感染症です。

そんなインフルエンザを皆様はどのようにして予防していますか?
日常生活を送る中で様々な予防方法があると思います。
そこで今回は、最近メディアでも話題になっている予防対策法をお知らせしようと思います。
 

一般的に知られているのは、手洗いとうがいマスクの着用などがあげられますが、実は適切な歯磨きでインフルエンザの予防効果が上がるという事が最近分かってきました。

お口の中には多くの細菌がいます。
その細菌はインフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくする酵素を出す為、お口を不潔にしているとインフルエンザに感染しやすくなると言われています。そして歯周病による炎症も感染を促し易くなるそうです。
更にインフルエンザウイルスはお口の中に居る細菌と相性がよく、その細菌を介して増殖するそうです。

お口の中の細菌の数を減らしてやれば、インフルエンザウイルスに感染しにくい!と、言えるのではないでしょうか?
つまり毎日の歯磨きが大きな予防効果をもたらすと言えるわけです!
 

ただ、歯磨きはそう簡単なことではないですよね?
そこで、歯科衛生士の出番です
正しいは歯磨き法は、歯磨きのプロである歯科衛生士までお気軽にお尋ね下さい
当院では、歯磨き指導もしっかりと実施しております
歯ブラシでの清掃率は完璧に行っても60%です、残りの40%は歯間ブラシやタフトブラシ、デンタルフロスを要する細かな所です。
プラスαとして、舌のケアも合わせて行えるとパーフェクトです。

お口の中が乾燥すると、細菌が増え易くなります
歯磨きや舌などの粘膜ケアを行う事でお口が清潔になり、キレイな唾液でお口の中が潤されます。
唾液は、粘膜を保護し細菌が粘膜につかないようバリアしてくれます

新習慣!外出先から戻り、うがいをする前には先ず歯磨きを
そうすることで、うがいの効果も高まります
歯科衛生士の指導と介入の下で、高齢者施設で口腔ケアを実施したところ、インフルエンザの感染者が1/10に減ったと言う報告もあります。

実は、私も昨年の4月から特別養護老人ホームで口腔ケアを行なっています。

そこでは、施設の感染対策もしっかりとされており、幸いにもインフルエンザに感染された方が今のところ報告されていません。
風邪にかかられる方が多くおられましたが、少し興味深いことがありました。
あるフロアでは風邪感染がどんどん拡がり、別のフロアでは感染者が全く出ませんでした。
その差は、担当者である私が一番分かるのですが、口腔ケアに対する意識と捉え方の差でした。
職員の方自ら、胸を張って「口腔ケアちゃんと頑張ってますよ」とのお言葉を頂戴し、何よりも嬉しかったです

このように、正しくマウスケアを行う事で予防効果が上がると言う実体験をさせていただきました。

皆様も、適切なマウスケアをし、インフルエンザを予防しましょう!

写真は、施設での口腔ケアの様子です
(撮影は許可を頂いて行っております)

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