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歯周病予防のための歯ブラシの選び方

こんにちは
 一宮市にある長坂歯科・矯正歯科の歯科衛生士の森田です

CMや広告で最近よく「歯周病」という言葉を耳にしますが、みなさんはどんな病気かご存知ですか?

歯周病とは、 歯茎や歯を支える顎の骨(歯槽骨)に炎症が起きてしまう状態をいいます
具体的には①歯磨きの時出血する
     ②歯茎が赤く腫れてくる
     ③口の中がネバネバしてくる
     ④口臭がでてくる
などの症状がでてきます。
かなり重度になってくると、歯を支える顎の骨(歯槽骨)が溶けて歯がグラグラ揺れてくるようになり、最後抜歯になってしまいます

歯周病が進行してしまう原因は喫煙やホルモンバランス、ストレス、全身の病気(糖尿病・骨粗しょう症)、くいしばりや歯軋り、歯に合っていない被せ物、薬の副作用などいろいろありますが一番はプラーク(歯垢)です。

プラーク(歯垢)は歯についているよごれのことです。
プラークの中には歯周病の細菌が多く含まれているので、歯周病を予防するためにはプラークをしっかり歯磨きで落とすことが大切になります

前置きが長くなりましたが、
今回はしっかり汚れが落とせる歯ブラシの選び方についてお話ししていきますね


1.ヘッドの大きさ
ヘッドとは歯ブラシのブラシの所です。
歯医者さんでよくすすめられる「小さい歯ブラシ」というのは「ヘッドが小さい歯ブラシ」のことです
ヘッドが大きいと一気に広範囲の汚れが落とせそうなイメージはありますが、歯と歯の間や、一番奥の歯まではなかなか届きません。
全部の歯を磨くためにはヘッドの小さいものを選びましょう!
具体的には植毛が横3列、長さが指の第一関節くらいのものがいいとされていますので、もし次御購入の際は指と比べてみてくださいね!

 


2.ブラシの硬さ
硬さには通常「柔らかめ」「普通」「かため」があります
できるだけ「柔らかめ」もしくは「普通」のものを選びましょう!
「かための方が磨いている感じがする」という理由でかためのものを選ばれる方がいらっしゃいますが、硬い歯ブラシは歯茎を傷つけてしまう恐れがあります。


3.ブラシの形状

平坦なものが除去率がいいと言われています。

歯の凹凸に合わせて、ブラシの中央に向かって盛り上がっていたり、なみなみにカットが入っているものがありますが、逆に歯と歯などに毛先が入らず、磨けてない場合が多いです。


4ブラシの毛先

ブラシの毛先には実は種類があります!

よく見かけるのはフラットなタイプと先端部が細くなっているものですね!

フラットなものははの表面に満遍なくあてられますので基本的にこちらを選んでもらえば問題ないです。

ただ他の形状も悪いわけではありません!

先端に向けて細くなっているタイプだと歯と歯の間に入りやすいですし、歯茎への当たりが柔らかく感じるので歯茎が腫れて痛いという方には使いやすいと思います。

5.ブラシの材質
ブラシはナイロンでできているものと、馬などの動物の毛でできているものがあります。
動物の毛が使われているものは汚れの除去率はナイロンと比べると落ちます。
また、たんぱく質でできているため、不潔になりやすいです。
なので、ハブラシはナイロンのものを選ぶのがおすすめです


他にもいろいろ見て欲しい点はありますがわかりやすいのは以上です!

今歯ブラシはいろんなメーカーさんがだしているので種類が豊富です!

ぜひ今度じっくり比べてみてくださいね

しかし、ここまで歯ブラシの選び方について説明しましたが歯ブラシを変えたからといって100%歯周病が予防できるわけではありません。
お口の中にあった歯ブラシを選択することでより汚れをおとすことはできますが、それでも全体の60%しか汚れは落とせないといわれています…

歯周病の予防には歯ブラシに加えて、歯間ブラシやフロスなどの補助の道具を使うこと、
そして歯医者さんでの定期的なクリーニングも必要なことです!
大変かもしれないですけど長く歯を持たせるためにしっかり予防していきましょうね

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