こんにちは😃
一宮市にある長坂歯科・矯正歯科の歯科衛生士の宮崎です🐥
今回はむし歯菌、歯周病菌の感染についてのお話です。
まずむし歯、歯周病とは、
むし歯➡️ むし歯菌(ミュータンス菌)が出す酸によって歯が溶ける病気
歯周病➡️ 歯周病菌によって歯肉や歯を支える骨等の歯周組織が破壊される病気
です☹️
そんなむし歯や歯周病の大元の原因である菌はどこから来ているかご存じですか?
なんとむし歯菌、歯周病菌は経口感染によって感染します😱😱😱
もともと生まれたばかりの赤ちゃんにはむし歯菌、歯周病菌は存在しておらず、その後他人からの唾液を介して感染します。
ライオン株式会社の研究では、生後 1 週間ですでに口腔内に数十種類の細菌 が認められ、その後、生後 6 か月頃から急激に菌種が増加、菌叢が多様化することがわかっています。
また、子どもの口腔内細菌の種類は両親ともに同等の影響を受けており、遺伝的に離れた関係にあっても共同生活を続けていると保有する口腔内細菌の種類は似てくるそうです。
経口感染の具体例を挙げると
・同じ食器の使い回し
・回し飲み
・フーフーと息をかけて冷ました食事を与える
・大皿料理や鍋を食べた箸でつつく
・歯ブラシの接触
・キス
などが挙げられます。
お孫さんやお子さんがいくら可愛くてもキスをするのはお子さんのお口の健康を守るために我慢して下さいね😂
むし歯菌、歯周病菌は一種類だけでなく、口腔内には300〜400種類の細菌が存在しています。
中でも歯周病菌の世界ではカーストが存在し
😈ポルフィロモナス・ジンジバリス(p,g菌)
😈トレポネーマ・デンティコラ(T,d菌)
😈タンネレラ・フォーサイセンシス(T,f菌)
の悪玉トリオが主な歯周病原因菌と考えられ、レッドコンプレックスと呼ばれています。
P,g菌はその中でもピラミッドの頂点に君臨しており特に毒性が強いです。
年齢を重ねるにつれ段階的に歯周病菌のピラミッドが完成していくため、レッドコンプレックスは子どもには感染せず、18歳以降から口腔内に感染し定着すると言われています。
人により保有する細菌はさまざまなので、ご自身の両親や祖父母が若いうちから歯を失っていたり、むし歯が多かった記憶のある方はとくに注意して日頃の歯磨きと定期検診を月に1回受診していただくことをお勧めします😀
ご自身だけでなく、自分の周りの人の健康を守るためにも気をつけていきたいですね💁♀️