こんにちは
一宮市にある長坂歯科・矯正歯科 歯科助手・受付の牛田です
「予防歯科」と言えば、お子さまの虫歯にならないための予防歯科を想像される方は多いんじゃないでしょうか?
大人の予防歯科は、虫歯予防はもちろんのこと、歯周病の対策が大事になってきます
みなさん、歯医者さんの定期健診はどのくらいの頻度で通ってますか?
今回は受付でよく質問される当院での定期検診についていくつかお答えしますね
Q定期検診ってどのくらいの間隔で通えばいいの?
当院では、虫歯治療や歯周病治療が終わった患者様に基本的に月に1回お口のメンテナスに通っていただくのを理想としています。
よく3ヶ月に1度というイメージを持たれる方には驚かれますが、
歯についた歯垢(ばい菌)は3日もあれば歯石になってしまいます
歯石になってしまたら普段の歯磨きでは取れなくなってしまうのです
そんな歯石をそのままにしておくと・・・
汚れが溜まりやすく、細菌が集まりやすくなってしまいます。
そうすることによって、虫歯になったり、歯周病が進行してしまう原因になってしまうのです。
さらに怖いのが、歯周病は全身の病気と関係があるのです。
歯周病菌は血液にのって全身をめぐる可能性があります。
糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞や脳梗塞、骨粗しょう症、早産などの大きな病気と関係することが報告されています。
歯周病って、結構怖いことがよくわかりますね
なので、月に1回お口のメンテナンスに来ていただいて、
お口の中を清潔に保つことで歯周病進行の予防につながるのです
Qどんな内容をやっているの?
●歯茎の検査(初回と次回以降は半年に1回)
→現状の歯茎の深さを調べていきます。
●口腔内写真
→毎回お口の状態を記録することで、どこに汚れが残っているかを客観的に見ることができます。
また、ビフォーアフターを比較することができるので、
どれだけ綺麗になったかを実感することができます
●歯石取り
→歯石がついてしまった歯茎は歯ブラシが届かず、
細菌がどんどん繁殖し歯周病が進行してしまいます。
そうならないように、歯石を除去します。
●PMTC
→専用の機器を用いて毎日の歯磨きでは落としきれない汚れを除去します。
歯の表面をツルツルにすることで、汚れをつきにくくします。
●歯肉ポケット内の洗浄
→歯ブラシでは届かない、歯茎のポケット部分を洗浄します。
歯周病の予防に一番効果的です。
●歯磨き指導
→使う歯ブラシの種類によって磨きやすさは異なります。
患者さん一人ひとりに合わせたオススメの歯ブラシや磨き方のコツ、
歯磨きが苦手な場所などをお伝えし指導をさせていただきます。
Qお金はいくらかかるの?
3割負担の方で、だいたい3,000円ほどになります。
定期検診なのにちょっと高いと思われる方もいるかもしれません。
理由としては、歯のクリーニングだけの定期検診ではなく、安定した歯周組織を維持するための管理をさせて頂いてるからです。
実は、歯のクリーニングだけでは歯周病を防ぐことは出来ません。
上記で、歯周ポケットの洗浄が歯周病予防に一番効果的とお話ししましたが、
このお掃除を定期検診で行えるのは、「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」のみです
「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」は、平成28年4月に厚生労働省によって新設された施設基準で、定められた条件を満たした医院のみ認可されてます。
当院は「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」として厚生労働省に認可されているので、定期検診で歯周病の管理が行えます
現在の歯科治療は、虫歯や歯周病になってから治療を行うのではなく、
未然に防ぐために歯医者に通う「予防歯科」が主流となっています。
一度虫歯や歯周病になってしまうと、治療費も高くなってしまいます。
なので、定期検診で虫歯や歯周病を予防することが、トータルでみると安く済むことが多いのです
治療が終わったら歯医者は終わり!ではなく、
ここからが本当の予防歯科の始まりです
継続的に定期検診に通って歯っピーライフを送りましょう